HIV感染者の鬱病(うつ病)の割合12.5%!一般の方の約2倍!

うつ 鬱病

HIV感染者で鬱病(うつ病)のある方は一般の約2倍

厚生労働省の患者調査によると、平成23年に医療機関で鬱病(うつ病)と診断された人は、全国(宮城県の一部と福島県を除く)で、95万8千人と報告され、平成17年以降100万人前後と横ばいが続いています。

日本人全体で、生涯で鬱病(うつ病)と診断されたことのある人の割合は3~7%という報告もあります。HIV感染者で鬱病(うつ病)のある方の割合は、12.5%と一般の方の約2倍程度との報告があり、精神的ストレスが大きいことが数字として表れています。

HIV感染者の精神的ストレス

HIVに感染したことが分かった時の衝撃は、どのぐらいのものでしょう。まずは、そんなはずはない、間違いではないかと思うのではないでしょうか。そして、将来に対する絶望感や罪悪感、後悔など、様々な思いと共に抑うつ状態になります。

その後も、周囲の人への告知や経済的な問題など、色々な悩みが押し寄せてきます。また、治療が始まった後も、仕事や通院の問題、毎日の薬の服用など、精神的にストレスになることが多くあります。

その根底には、HIV感染は、周囲への告知しづらいことや、理解が得られないことが多く、家族や友人たちのサポートが受けにくく、一人で抱え込むことが多いということがあるのでしょう。

「鬱病(うつ病)」の症状とは

自分自身でも、憂うつで気分が重い、悲しい、不安、イライラする、集中力がない、罪悪感がある、物事を悪い方へ考える、死にたい気分になる、眠れないなど、うつ状態を感じる症状があります。

また、周りの人からも、表情が暗い、反応が遅い、涙もろいなどわかる症状があります。その他、食欲がない、疲れやすくだるい、性欲がない、頭痛や肩こり、動悸、胃の不快感、便秘、めまい、口が渇くなど、身体に現れる症状もあります。

ただ、「鬱病(うつ病)」と診断されるには、同じ症状が2週間以上毎日続く、今まで好きだったものに興味がわかず、喜びがないなど、専門の医師による細かい診断が必要です。

その他にもHIV感染に関連する精神症状がある

・HIV脳症が原因によるもの
HIV感染が進行してエイズ発症期のころになると、HIV脳症という脳障害がおこることがあります。認知症の症状や、記憶力・集中力の低下、幻覚や妄想などが起きることがあります。非常に重篤で、死亡原因のひとつでもあります。

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・抗HIV薬が原因によるもの
抗HIV薬によって、抑うつ、不眠、幻覚、集中力低下などが、薬を飲み始めて4~6週間に現れることがあります。主治医と相談して様子を見ながら服用を続けることになります。勝手にやめてはいけません。

・違法薬物、アルコールによるもの
HIV感染者の中には、覚せい剤などの違法薬物乱用歴やアルコール依存症の方もいます。精神症状の原因となっている場合もありますが、なかなか使用歴やアルコール依存を認めない方が多いようです。

独りで抱え込まないで

HIVの感染がわかったことによって、職場や人間関係、通院や服薬など、自分の置かれている状況が変わります。この変化を受け入れ難く、適応できない方も少なくありません。適応障害といって、不眠や不安、抑うつ症状などが現れることがあります。

こんな時は心理的なサポートをしてくれるカウンセラーなどに相談してみましょう。抗HIV薬を毎日飲むこと自体が大きなストレスですが、服用を中止するわけにはいきません。主治医や看護師さんに、まず自分の状態を話してみましょう。

必要であれば、抗不安薬や向精神薬を服用できるようにしてもらいましょう。一人で抱え込まないでください、必ず、手を差し伸べてくれる人がいます。

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