HIV陽性者にサプリメントは効果的!母子感染の危険が40%増加?

サプリメント

HIV陽性者のサプリメントは効果的

HIVに感染している人がサプリメントを服用して効果があるのか残念ながら現時点ではっきりしたことは分かっていません。アフリカのタンザニアで行われたマルチビタミンの臨床試験では1,000人のHIV陽性の妊婦と乳児を集めて行われた結果、両者にマルチビタミンによる効果があることが分かりました。

AIDSに感染した女性の5年後の死亡率が約30%減少したのです。タイで実施された大規模な臨床試験でもマルチビタミンを服用している患者の生存率が伸びたことが確認されましたが、これは進行したHIV感染での段階の結果です。これらのことから多くの専門家のあいだでは、HIV感染者のサプリメントの摂取を勧めてきました。特に栄養不足の傾向にある感染者やステージの進行している患者に勧めています。

しかし、この様な結果があるにも関わらず個々の栄養素であるビタミンやミネラルについての明確な証拠は確認されていません。少数の研究ではHIV感染の死亡率と進行にサプリメントが大きな役割をはたしていることが分かりました。

最も興味深い研究結果はビタミンAと亜鉛の研究結果です。それは、ビタミンAのサプリメントは、HIVと共に生きるアフリカの子どもたちの病気や死亡率を減少させることが明らかになってきました。

母子感染の危険が40%増加させるとの結果報告

サプリメントこれとは対照的にビタミンAを妊娠したHIV陽性の女性に提供する研究には、様々な結果がありました。南アフリカとマラウイでの2つの研究は、母子感染をを防止できることの影響にについては結果を明らかにできず、幼児については若干の利益をもたらすことが分かりました。タンザニアで行われた研究結果ではビタミンAサプリメントの効果はなく、逆に母子感染の危険が40%増加させるとの結果報告があります。

これらの矛盾した結果はおそらく食生活の違いや一般的にHIV陽性の母親にはビタミンAサプリメントの摂取は勧められないことを意味します。またある研究では授乳をしているHIV陽性の母親が乳児にビタミンAを与えているとその乳児のHIV感染率も高くなることを示しました。亜鉛補給についてはHIV感染の子どもたちの間で下痢の症状が減少することや成人においては60%減少することが分かりました。

サプリメントの大量摂取に注意

サプリメントの効果を期待し、大量摂取をするのは好ましくないと専門家は指摘しています。例えばビタミンAの大量摂取では黄疸や嘔気、嘔吐の症状を誘発し別の病気を併発しかねません。

そしてハーブや漢方薬などの使用では時に副作用が増えたりHIV薬の薬効に影響を与えることもあります。ハーブや漢方薬の一種であるセントジョーンズワート、ニンニク、ヒドラスチスとミルクアザミやビタミンCのサプリメントの摂取によるHIV薬の相互作用を調べたある研究ではセントジョージズワートとニンニク、ビタミンCのサプリメントでHIV薬の薬物レベルが変更した重要な相互作用が観察されました。

HIV陽性者の人々の中にはサプリメントの効果を期待してたくさん摂取する人もいますが、サプリメントが必ずしも良いわけではなく中には薬効を阻害する漢方薬やハーブ類もあります。サプリメントなどの大量摂取に関しては専門家の方も注意を促しています。

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