男子割礼は大人になる為の避けられない儀式!HIV防止に効果あり?

割礼

大人の階段のぼる、その踊り場には男子割礼!!

ウガンダの人口の約10%で、男子割礼が今でも行われています。村最大のお祭り騒ぎとなる伝統的な儀式で、12~3歳の男子に義務付けられているものです。その際に使用される刃物は共有され、非常に衛生的に問題があることは、想像に難くありません。また、大人となった証明として、儀式後に複数の相手と交渉を持つという風潮もあります。伝統的な男子割礼は、感染症やHIV感染の原因としては考えられるものの、エイズ予防と関係があるとは思えません。

医療割礼の効果が証明された

2002~2005年、仏国立エイズ研究機関から資金提供を受け、南アフリカの18~24歳の成人男性3,000人を対象として、医学的に包皮を切除された男性と、そうでない男性で、異性間の性行為によるHIV感染リスクを比較した試験が行われました。その結果、包皮切除つまり、割礼を施された男性が、HIV陽性の女性からHIVを感染する確率は、包皮切除をしなかった男性の約3分の1と報告されました。
割礼手術
ウガンダで行われている儀式としての男子割礼はともかくとして、医療として行われる医療割礼は、異性間の性行為に伴うHIV感染のリスクを減少させる可能性が示されたというわけです。医療割礼が、どの国の、どの民族でも有効であるか、さらに多くの人で確認する必要性があり、ウガンダとケニアで、更なる研究が行われました。ウガンダとケニアで、HIV陰性の男性7,780人を対象として実施された試験でも、包皮切除をした男性の方が、約50%HIV感染リスクが低く、ほぼ同様の結果が得られました。

なぜ割礼がHIV感染リスクを低くするのか

 なぜ、包皮を切除すると、HIVの感染リスクが低くなるのか。包皮の内部が不潔になりやすいことは、男性は実体験から、また女性でも容易に想像がつくというものです。実際、柔らかい包皮の内側には、HIVが感染する標的となる細胞が豊富にあるということがわかっています。

そのため、包皮を切除して露わにすることで、予防効果があるという説があります。また、包皮を切除すると、潰瘍を伴う包皮内部の症状が少なくなるということから、HIV感染のリスクが減少するという説もあります。

医療割礼が推奨されている

世界保健機構(WHO)を中心となり、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)が支援を行い、HIVの流行国でありながら、男子割礼が積極的に実施されていない国に対し、医療割礼の実施を推進しています。2009~2012年の3年間で計14ヵ国192万人が医療割礼を受けたという報告があります。それと同時に、HIV検査とカウンセリングを受けており、その受診率は80%を超えていました。

HIV予防対策のひとつとしての医療割礼

医療割礼は、HIV感染リスクが低くなることは明らかとなりましたが、医療割礼を施しただけでは、十分とは言えません。予防と治療とケアサービスの3つが揃ってこそHIV感染の悪循環を断ち切ることができるのです。そのためには、HIV検査とカウンセリングなどのケアサービスが、どこの国でも滞りなく受けられる国の政策と、その支援が必要です。

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