日本の留学生受け入れについて。HIVキャリアでも規制なし?

海外留学

HIVキャリアの入国規制の現状

HIV/エイズに対する意識はまだまだ古いというのが現状です。長年、HIV/エイズの方に対し、各国で入国規制措置が取られていました。現在でも、約70ヵ国で、長期滞在だけでなく旅行などの短期滞在でさえ、許可していない国もあります。

2007年には、国際エイズ学会が中心となって、入国規制撤廃に向けた取り組みが進められるようになり、HIV/AIDSと人権に関する国際ガイドライン(UNAIDS)では、移動の自由や居住の選択に制限を加えることが差別であると記され、更に規制の撤廃のための取り組みが進んでいます。

日本の留学生の受け入れに関して

日本への留学は世界レベルの科学/医療技術、独自の文化、治安が良い事もあり、外国の方にとって魅力的な留学先でもあります。日本はHIVの取り組みに関しては他国と比べても劣っていると言わざる得ませんが、HIVキャリアの受け入れに関してはかなり寛容です。

正確には規制を決める事が出来ないだけなのかも知れませんが、今現在、短期滞在から長期滞在まで一切の制限は無く、入国書類上での質問も、HIV感染に関する陰性の証明を提出する必要もありません。また、正規滞在者がHIV陽性であることが判明しても、強制退去させられることもありません。

受け入れする大学には健康診断書を提出する必要がありますが、基本的にHIVキャリアであってもそれを理由にして留学を拒否する事や退学をすすめる事はありません。

基本的にと表現しているのは、留学試験の選考時にHIVキャリアである事を申告した場合、どの程度選考に影響を与えるかはわからない為です。健康診断書の記入欄にはHIV検査はありませんが、自己申告する項目はありそうです。

NPO法人「ぷれいす東京」に聞いてみたところ、「HIVキャリアを理由に留学を拒否される事は無く、多数の受け入れ実績もある」と回答を頂いています。日本への留学を考えている方はHIVキャリアだからと諦めずに是非チャレンジしてみて下さい。

留学生の医療費はどうなるの?

日本に1年以上滞在する場合は国民健康保険へ必ず加入しなければなりません。また、1年以上滞在しない場合でも、証明書などがあれば加入できます。

国民健康保険があれば、治療費や薬が費用全体の3割負担ですみます。また、医療費の最大35%が、日本学生支援機構によって補助される制度もあり、国民健康保険と併用すれば診療自己負担額は6%となります。

更に外国籍(留学生)であっても身体障害者手帳の取得が出来ますので、これを利用すればHIVの高額治療(ART)の負担を大きく減らす事が出来ます。国民健康保険+身体障害者手帳を取得する事で治療費の心配はほぼなくなるでしょう。

※国民保険の保険料も条件によっては支払う額を少なくすることができますので、お住まいの地域の市役所や区役所の国民保健の窓口に問い合わせてみましょう。

詳細は「HIV/エイズ 障害者手帳!等級に依るサービスの違い」を参考にして下さい。

留学を開始する前に準備しよう

留学前に、今まで治療をしていた自国の医療機関に留学することを伝え、出来れば日本の医療機関と連携してもらえるようにしましょう。今までの医療情報を引き継いでもらえれば、スムースに治療することができます。

また、身体障害者手帳の申請は地方治自体管轄なので住居が確定しないと申請が出来ません。HIVの高額治療(ART)を開始している方は前もって準備する必要があります。そうしないと身体障害者手帳が発行されるまで高額な医療費を払わなければならなくなりますので注意して下さい。

慣れない国で1人で全てをこなすには限界があります。困ったことがあれば世界各国に拠点をもつNPO法人「ぷれいす東京」などに相談すると良いでしょう。医療機関への受診だけでなく、医療通訳の用意や、生活の支援なども相談にのってくれるはずです。

情報は常に変化しています。本サイトの情報は参考に留め、必ず最新情報を確認して頂く様にお願い致します。

自宅でHIV/性感染症の検査をしてみませんか?

登録衛生検査所※が性感染症の郵送検査事業を行っています。検査を登録衛生検査所で行っていますので検出精度/信頼性共に医療機関と同等です。販売実績やサポート内容、知名度など総合的に判断し、下記の検査機関を推奨致します。

200_1441159762 ※血液等の検体を医療機関から集めて検査をする施設

 

関連記事

ページ上部へ戻る