HIV陽性者を入国規制!感染が判明した時点で隔離/強制退去?

入国規制

HIV陽性者に入国規制/隔離/強制退去

UNAIDS(国連合同エイズ計画)のGLOBAL Reportによると現在でも45か国がHIV陽性者の入国に対し何かしらの入国規制をかけている事が報告されています。

HIV発見初期及び、HIVの医療技術が未成熟だったときに施行された法律は、今でも45か国で変わらず継続施行されています。しかし、当時(2000年)には96か国あった規制国が今では45か国になったと言う見方もあります。

我々が馴染みのある 中国、韓国、米国も2010年まで厳しい入国規制が存在していた事に驚きだ!

2015年までに全撤廃させる活動をしていますが、ペルシア湾岸諸国の湾岸協力会議の加盟国6ヵ国(バーレーン、オマーン、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、クウェート、カタール)では他の国々以上の厳しい入国規制が今でも生きており、もう少し時間がかかりそうな気がしています。
入国禁止
規制がある国
2000年 96ヶ国
2008年 74ヶ国
2010年 53ヶ国
2012年 45ヶ国

HIV陽性者の入国規制内容

入国規制がある45ヶ国の内、約半数の国は2週間以上の滞在に対し入国規制しているのが殆どであり、旅行や出張などでは入国を拒否される事はありません。しかし残りの半数の国々は10日程度から入国規制がかかる場合があるので出国前に十分な調査をする必要があります。

ペルシア湾岸諸国の湾岸協力会議の加盟国6ヵ国(バーレーン、オマーン、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、クウェート、カタール)では短期であっても滞在を認めず、感染が分かった時点で隔離/強制退去の処置がされます。その後の入国も「永久に入国出来ない対応」がされるなどHIV陽性者にとって厳しい対応がされています。

詳細は都度調べる必要がありますが、「HIVに感染していない事を証明する書類」を用意する、「ビザの更新時にHIV検査を行う必要がある」など各国によって規制内容が異なりますので注意して下さい。

現在でも入国規制している国々45ヶ国

本記事のMAPで赤で色付けしたある国が入国規制国です。その中で特に規制が厳しく”HIV感染の判明した人々を強制退去させる国”は文字を橙色でマークしています

●North America
規制国なし

●Central America and The Caribbean
アルバ(Aruba)
ベリーズ(Belize)
キューバ(Cuba)
ドミニカ共和国(Dominican Republic)
ニカラグア共和国(Nicaragua)
タークス・アンド・ケーコス諸島

●South America
パラグアイ(Paraguay)

●Africa
コモロ(Comoros)
エジプト(Egypt)
モーリシャス(Mauritius)
スーダン(Sudan)

●Europe
アンドラ公国(Andorra)
ベラルーシ(Belarus)
リトアニア共和国(Lithuania)
ロシア(Russia)
スロバキア(Slovakia)

●Middle East
バーレーン(Bahrain)
キプロス(Cyprus)
イラク共和国(Iraq)
イスラエル(Israel)
ヨルダン(Jordan)
クウェート(Kuwait)
レバノン(Lebanon)
オマーン国(Oman)
カタール国(Qatar)
サウジアラビア(Saudi Arabia)
シリア・アラブ共和国(Syrian Arab Republic)
アラブ首長国連邦(United Arab Emirates)
イエメン(Yemen)

●Asia
ブルネイ(Brunei Darussalam)
中国(China)
台湾(Taiwan)
朝鮮民主主義人民共和国
マレーシア(Malaysia)
モンゴル国(Mongolia)
シンガポール(Singapore)
タジキスタン(Tajikistan)
トルクメニスタン(Turkmenistan)
ウズベキスタン(Uzbekistan)

●Australia and Pacific
オーストラリア(Australia)
マーシャル諸島共和国(Marshall Islands)
ニュージーランド(New Zealand)
パプアニューギニア(Papua New Guinea)
サモア(Samoa)
ソロモン諸島(Solomon Islands)
トンガ(Tonga)

UNAIDSのGLOBAL Reportより
※入国規制は日々変化していますのでこの情報は参考に留めて頂き、必ずご自身で確認頂く様にお願い致します。

入国拒否/隔離/強制退去の背景

HIV陽性者の入国拒否/隔離/強制退去は日本に住んでいる我々にはなかなか理解が出来ない問題なのかも知れません。

全世界のHIV陽性者は3500万人、そのうち1000万人が抗HIV治療を受けている現実があります。HIV/エイズに関わる資金は200億ドルに到達し、HIV/エイズが猛威を振るっている国にとっては大きな負担になっています。

毎年200万人ずつHIV感染者が増加している背景で各国の状況を知らない我々が”入国拒否/隔離/強制退去”を否定する事も何か間違えているのかも知れませんね。

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