HIV エリートコントローラーにはHLA-B57遺伝子が際立って多い!

エリートコントローラー

HIVウィルスは進化している

サルの免疫不全の一種にSIV(Simian Immunodeficiency virus)サルの免疫不全ウィルスがあり、サルはそのウィルスに自然感染していて、SIVに感染したサルから人間へ感染し人がHIVウィルスを獲得したと考えられています。

HIVウィルスは素早く突然変異するウィルスです。現代の最新医療によって治療を可能にしてきたものの1980年代から多くの人々がHIVウィルスに感染しその半数の方は亡くなっています。HIVウィルスの核の中心部分は進化の速度がゆっくりであるが外側のウィルスは急激な進化をします。

研究によるとHIVウィルスのRNAの中心部の免疫システムは増殖が緩やかなため薬剤の使用でダメージを受けるがその周囲のウィルスは突然変異が早いため薬剤の使用が追いつかず効果が得にくいとの研究発表もあります。

HIVウィルスは突然変異の早いウィルスですが新薬を使用するごとに増殖する能力が衰え最終的には薬の効果が期待できるようになります。しかし、それには時間がかかると言われています。

エリートコントローラーの存在とHLA-B57遺伝子

不治の病AIDSのHIVウィルスが即、死に至らしめないウィルスに進化しつつあると免疫学者が発表しました。

免疫学者はアフリカの一部の患者の生命力に驚くべき発見をしました。それはHIVウィルスに感染したとしてもHIVウイルス量が長期わたり非常に低いレベルで維持できるエリートコントローラーとよばれる存在です。彼らの中には治療をしなくても全くAIDSを発症しない感染者も存在すると言います。
エリートコントローラ
詳しい理由はまだ解明されていませんが、アフリカのボツワナで10年間研究を続けて分かったことは彼らの体内の免疫系の変化でHIVウィルスをコントロールすることができる人々(エリートコントローラー)が増えてきているとイギリスのオックスフォード大学の免疫学者が報告をしています。

研究チームの代表者であるゴルダー教授はボツワナと南アフリカで2000人の女性患者を診てきました。ボツワナの多くの患者はHLA-B57という異なった遺伝子を持ち、その遺伝子がHIVウィルスから生命を守るのに役に立っていることに気づきました。

このようなエリートコントローラーには、数種のHLAクラスI遺伝子座が見られますが、その中でもHLA-B57遺伝子が際立って多い事がわかっています。

エリートコントローラーの研究は将来のHIV治療に期待

HIVウィルスはHLA-B57に適合しHIVウィルスは伝染力の弱いウィルスに変わったのです。HIVウィルスは人の体内に感染し即、死に至らしめるウィルスではなくゆっくり変化し人体に長く留まり重症化しないウィルスに変わる可能性があると考えられています。

HLA-B57をもつエリートコントローラーを研究する事でHIVワクチンと新しい治療方法の開発に役に立つと考えられています。

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