HIVウイルスワクチンの臨床試験は世界中で行われている!第Ⅲ相試験も数件あり!

HIVウイルスワクチン

HIVウイルスワクチンの現状

HIVウイルスに対するワクチンは長年研究されているにも関わらず未だ有効なワクチンが開発されていません。それはHIVウイルスは突然変異をするウイルスのため開発が追いつかないことが原因とされています。HIVウイルスワクチンが開発されれば数百万人の命を救うことができます。HIVウイルスの一部の遺伝子に有効なワクチンを感染人口の約30%に接種することで80%以上の感染率を切ることができると専門家は計算しています。

予防ワクチンと治療ワクチン

現在、研究されているHIVワクチンには主に2種類があり、一つ目は「予防ワクチン」でHIVが発症するのを防止する目的のものです。現在ある予防ワクチンはHIVの遺伝子の一部を利用、人に接種しヒトの細胞内でHIV蛋白質を作りHIVに感染した細胞を攻撃・破壊するというものです。

そしてもう一つは「治療ワクチン」です。
「治療ワクチン」は感染の広がりをを防ぐことはできませんが、、HIV感染者に対し外皮糖gp160という抗原を接種することで病気の進行を遅らせることができ、また感染のリスクを減らすことができるものです。

HIV感染拡大を抑える意味では予防ワクチンが理想的ですが、治療ワクチンでも効果はあります。発展途上国で大きな問題である母子感染から子供たちを守る事ができる事だけではなくHIV感染者のパートナーに対する2次感染を抑える事が出来れば感染者を大幅に削減する事が出来ると考えられています。

HIV/エイズが発見され30年以上経つのにHIVウイルスワクチンが完成しない理由

R4z7ElkwFmdhd0e1421729000_1421729011何故、HIVワクチンの開発は遅れているのでしょうか?
HIVウイルスの完成を遅らせている最大の理由はHIVウイルスの特異な特性にあります。HIVウイルスは増殖する過程に於いて約100万個/日(参考)も突然変異を繰り返します。わかり易く言うと折角ワクチンが完成してもそれを使うときには突然変異により新たなHIVウイルスが産生され、投与するHIVワクチンの効果が無くなってしまうと言う特性が研究の妨げになっています。

HIVウイルスワクチンが完成しない主な理由
・HIVウイルスが増殖するする際、約100万個/日も突然変異する特性。
・HIVウイルスに感染した患者の回復例が無い事。
・実験で使用するための良い動物モデルがないこと。
※チンパンジーがHIVウイルスに反応することは分かっていますが、費用面やチンパンジーの数が多くないなどの理由から現実的ではない。

世界中で実施されている臨床試験

上記理由により開発が遅れているHIVウイルスワクチンですが全く進歩が無い訳ではなく現在、世界中で臨床試験は行われており、3段階ある臨床試験(第Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ相試験)の内、第Ⅲ相試験まで来ているものも4種類あります。(第Ⅰ相試験が25種類、第Ⅰ・Ⅱ相試験が3種類、第Ⅲ相試験が4種類)

第Ⅰ相試験:少数の健常者を対象に、くすりの候補を投与し、主として副作用などの安全性を調べる試験
第Ⅱ相試験:少数の患者を対象に、同意のうえで、治験薬の有効性と安全性を調べる試験です。
第Ⅲ相試験:たくさんの患者を対象として、同意を得たうえで、有効性と安全性を調べる試験

第Ⅲ相試験は”たくさんの患者を対象として、同意を得たうえで、有効性と安全性を調べる試験”でここで有効性が見いだせればHIVウイルスワクチンが完成しますが、この試験には副作用などの可能性があるので3~7年の時間と症例をもって慎重に有効性と安全性を確認する必要があります。

実症例として残念ながら有効性は確認されていませんがタイではアメリカとパートナーを組み有効性試験の有無を確認する治験第Ⅲ相試験まで実施しています。

第Ⅲ相試験=HIVウイルスワクチンが完成

とは言えませんが、研究は日々進歩しており、近い将来には効果的なHIVワクチンが開発される事でしょう!
HIVの治療は進行を抑える事が出来ます。早期発見はエイズ発症を抑え、将来の完治を待つ事が出来る唯一の方法です。

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