HIV感染予防と避妊の両面で効果がある膣リング!

膣リング

HIVの新しい予防方法を研究!

薬剤の入ったリングを女性の膣に挿入することによりHIV感染予防と避妊の両面で効果があるか研究が行われています。

南アフリカ共和国、ウガンダ、マラウイ、ルワンダ、ジンバブエで行われているHIV感染予防に関する研究では、抗レトロウィルス薬を提供している女性に膣にリングを装着することでHIV感染が予防できるか確認することです。

研究は2012年6月に始まり現在も臨床試験が実施されています。試験の対象者は18歳〜45歳のアフリカ諸国に住む女性で約4580人の人々が試験に参加しています。

研究の具体的な目的は膣リングを装着することでHIVの感染に役立つのか、そして長期間膣内にリングを装着する安全性についても研究を行っています。2012年から開始された研究は順調に進んでおり早ければ2016年には結果が出ると予測されています。

HIV感染予防と避妊の両面で効果がある膣リング

膣リングの形状は円形で直径が5.5センチメートルほどあり女性の膣内に挿入します。避妊リングの様に子宮内に装着するわけではないので病院に行く必要もなく女性自身が自分の膣内に挿入できるようになっています。

この膣リングはHIV感染の予防と同時に避妊もできる便利なリングです。

リングには避妊薬とHIV 薬の抗レトロウィルス薬の2種類が含まれており、リングが膣内に挿入されるとシリコン素材部から薬剤が流れ出る仕組みになっています。

ひとつのリングにはHIV薬の抗レトロウィルス薬と避妊薬が含まれていますが、リング内には仕切りがあるため2つの薬剤が混在することはありません。膣リングの素材は柔らかなシリコン素材からできておりその安全性も確認されています。

またリングから放出される薬剤量は1日に決められた一定の量がリングから流出します。

コンドームの装着してほしいと言えない性習慣

試験で使用されている膣リングは1カ月間有効なものですが、HIV感染から自身の身を守り、妊娠を防ぐ目的でも将来的には3か月間有効な避妊薬と抗レトロウィルス薬を含んだ膣リングを開発する計画があります。リングが成功すれば妊娠を望まない女性にも有効です。

性感染症やHIV感染予防の有効な装具にコンドームもありますが、アフリカ諸国ではあまり効力のないものとなっています。アフリカの女性はパートナーとの性交渉を断れなかったり、またコンドームの装着してほしいなど交渉するような権限を持っていません。

そのため男性のHIV感染よりも女性の感染者が増加している現状です。

アフリカ諸国の性習慣の事情を考慮すれば性交渉を迫られた時、拒むことができない女性にとって膣リングを使用することは、安全で利便性のあるHIV予防のツールになると考えられます。

膣リングは病院に通う必要がなく低コストで膣リングが開発されれば発展途上国の女性に大きな役割を果たすことになるでしょう。

参考:avert

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