エイズの予防は心の教育から

エイズの予防は心の教育から

10年前にある国際誌で、ワイエス・エアースト研究センター(アメリカ・フィラデルフィア)のワクチン研究の責任者エルク・アイヒベルグは「ワクチンが90年代のうちにできることを,私は信じて疑わない」と述べたという記事を読みました。
 
本当にそうなればいいなと思ったのですが、それから10年、いまだに有効なワクチンは開発されていません。エイズは相変わらず潜伏期間の長い、しかしかかってしまうとひたすら死を待つのみの病気です。
 
エイズの新たな感染者の9割は発展途上国、とくにアフリカで生まれています。
 
どうしてそんなに極端に多いのでしょうか。それはアフリカの社会で不特定多数の人と性交渉を持つことが非とされていないことがあります。
 
特に長距離トラックの運転手は色々な街の売春宿(スラム街にある売春婦のHIV感染率は80%を超えていることもある)で「お茶の時間」を過ごし、不特定多数の相手に病原菌をまき散らした挙句なんの罪もない奥さんにもエイズをうつすのです。
 
南アフリカのある医師の計算によると、6年間毎年一人の恋人を作り、その恋人も皆同じようにすると実質的に4万5,000人と性的接触を持ったことになるそうです。
 
この計算はアフリカ人のためだけのものではありません。日本でも何人の異性と関係を持ったか自慢気に話す人は珍しくありません。
 
コンドームを配ればエイズに勝利できるのでしょうか。
 
コンドームを何百万個も配りつづけた結果、この方法が性的な活動をかえって煽ってしまっていることに気付いたためアフリカのある国では国営マスメディアにコンドームの宣伝を中止するよう指示したそうです。
 
もちろんコンドームの使用がある程度の効果を上げているのは事実です。
 
しかしエイズという病気が発生し蔓延した根本的な要因が昔は不道徳とされた性行動にあることを考えると、最も有効な対応策は性行動についての正しい教育にあることが分かります。
 
古臭いようですが、結婚前にむやみと性交渉を持たないこと、そして結婚相手以外と性交渉を持たないことがこの病気の最大の予防法であることは否めません。
 
衝動のままに行動することそのものを戒めるような心の教育こそが、エイズの問題の根本的な解決策になるのです。
 

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