グアテマラ在住記者からHIV/エイズの状況報告

グアテマラ

グアテマラ在住記者からHIV/エイズの状況報告

中米に位置するグアテマラ共和国に住んで通算8年目を迎えました。

まずはグアテマラの厚生省から今年の3月にエイズに関する現状などの報告書が出ており、読んで見たところ正確な数字などが記載されていて大変興味深かったのでかいつまんでご紹介いたします。

グアテマラ共和国政府のエイズに関する取り組み

2011年に宣言された政策によるとRWk4QLaerrgXLUX1415080115_1415080139
・2015年までにエイズによる性病感染者を半数にまで減らすこと
・2015年までにエイズに感染された幼児が生まれないことを保証すること
・テラピーのアクセスを容易にしてウイルス蔓延を防ぐこと
・結核が原因で死に至る、エイズ感染者の数字を50%まで減らすこと

を目指してエイズ撲滅に向けて取り組んでいます。

グアテマラ国内でのエイズ感染者、具体的な数字について

1984年6月、初めてグアテマラ国内にて28歳の男性であるエイズ感染者の確認がなされました。他の中米諸国のケースと同様、アメリカ合衆国の移民者でした。彼は同性愛者で、すでに病状が深刻化した状態で母国へ帰国しました。

1986年には、初めて女性の感染者の確認がなされています。31歳と34歳の彼女たちもアメリカへ移住していたことがあり、以前に輸血を受けていたことがわかりました。

1988年には、初めてグアテマラ在住者、グアテマラ市民のエイズ感染者2名の報告がされました。一人は12歳の少女で、輸血による感染でした。このケースは国内においてウイルスが広がっていることの紛れもない事実となりました。もう一人は38歳の男性で同性愛者でした。

1984年から2013年までの時点で31,506人のエイズ感染者が報告されています。ここ最近の10年で76%の感染者の増加です。

2013年だけで新しく1,842人の感染者の報告がされました。10万人あたりの感染者の割合は11人とのことです。県別では最も高い県から、レタウレル県35人、エスクイントラ県25人、サンマルコス県20人、イサバル県19人、スチテペケス県18人です。首都であるグアテマラシティから離れた県で感染者の人数が増えているのが注目に値します。これらの県は人口密集地帯、生産性が高く、商業施設も充実し、国内の経済を支えている地域であるという共通点があります。

訪れてみて・・

私も上記の県を訪れたことがありますが、幾つかの県は海に近く、熱帯気候であるのが特徴です。そのためか、多くの女性たちは肌を露出して闊歩しており、風俗店も多数あります。場所によってはそれ系だけのお店のストリートや地区が存在します。

発展途上国のゆえ、他に仕事もなくそこで生計を立てている女性が多いのも事実でそのゆえ、エイズ蔓延を助長しているのだろうと考えられます。学校教育も地方では貧弱で、たいした性教育はされていないのが現状です。

女性の間で、エイズが広まっている目に見える証拠として、こんな報告がありました。

初期の頃、6.5人の男性感染者に対し女性感染者は1人という割合でしたが、ここ最近2013年時点では1.35人の男性感染者に女性感染者1人という割合になっています。69%の女性感染者は20歳から39歳で、女性の間でもエイズが蔓延しているのがわかります。

まとめ

発展途上国の中ではHIV感染者は少ないグアテマラ。HIVについて殆ど何も知らない方も多いと言います。知っていてもテレビやラジオからの偏った知識しかない為に感染者に対して恐怖や差別、偏見を生む結果になっている。

HIV拡大を抑える為には正しい教育が最重要である。

グアテマラ在住8年 女性 / 30代

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