世界のセックスワーカーHIV事情!最も危険な国は?

セックスワーカー

13.5倍というHIV感染者数

世界全体でみると、女性のセックスワーカーは、そうでない女性の13.5倍HIVに感染していることが、最新のUNAIDS Report 2013で報告されました。いかにセックスワークの利用がHIV感染の原因となっているかを示す数字です。

新規感染の原因はセックスワーク

西アフリカの新規感染者の割合は10~32%であり、その原因はセックスワークによるものと考えられています。またウガンダ、スワジランド、ザンビアなどサハラ以南アフリカに属する地域の新規感染者の7~11%がセックスワーカーと、その客と客のパートナーによるものと考えられています。

世界一感染率の高い国のひとつと言われるスワジランドの2012年のHIV有病率は26.5%、更にこの国のセックスワーカーのHIV有病率は極端に高く、70%と報告されています。

地域別の有病率は?やはりサハラ以南アフリカが高い

UNAIDS Report 2013では、2012年におけるセックスワーカーのHIV有病率が、地域別、国別で報告されています。女性のセックスワーカーのHIV有病率は、サハラ以南アフリカ地域が断然高く、36.9%と報告されています。

また別のデータとして、東・南アフリカ(8ヵ国)は22%、西・中部アフリカ(17ヵ国)は17%であり、他のアジア太平洋地域、カリブ地域、東ヨーロッパ/中央アジア地域およびラテンアメリカが5%以内で推移しているのに比べて、やはり高いことがわかりました。

極端に高い国がある

国別のセックスワーカーのHIV有病率をみてみましょう。前出の南部アフリカのスワジランドは70%とダントツですが、西部アフリカのギニアビサウ39.0%、コートジボアール28.7%、ベナン21.0%、中部アフリカのカメルーン36.8%、ブルンジ26.5%、チャド20.0%と、20%以上の国が、数多く存在しています。

世界のセックスワーカー(女性)のHIV陽性率
スワジランドは70%
ギニアビサウ39.0%
コートジボアール28.7%
世界人口ベナン21.0%
カメルーン36.8%
ブルンジ26.5%
チャド20.0%
ハイチ8.4%
ギアナ16.6%
パプアニューギニア17.8%
インドネシア9.0%
ミャンマー7.1%
エストニア6.2%
UNAIDS(国連合同エイズ計画)のGLOBAL Report

その他の地域では、カリブ地域のハイチ8.4%、ラテンアメリカのギアナ16.6%、オセアニアのパプアニューギニア17.8%、南・東南アジアではインドネシア9.0%、ミャンマー7.1%、西・中央ヨーロッパではエストニア6.2%と報告されています。

セックスワーカーに対するHIV予防

コンドームの使用やHIV検査の普及など、セックスワーカーに対するHIV予防プログラムを実施している国は、世界の約4分の3と言われています。

そして、各国のHIV予防プログラムに対する資金の投入は、セックスワーカーを対象としていると言っても過言ではなく、国際資金のほとんどが使われています。しかし、貧困や首都から離れた地域ではその普及が遅く、HIV有病率の高さにも表れています。

また、セックスワーカーに対する予防対策の普及は一般的ですが、セックスワークを原因とするHIV感染の予防を進めるためには、セックスワーカーの客を対象としたHIV予防プログラムが必要とされています。

HIV予防プログラムのカバレージ

ここでレポートされているHIV陽性者の割合は報告のあった国々だけです。本当の問題はレポートされない国々にあります。HIVに対するHIV予防プログラムのカバレージをみるとレポートを提出している国が世界の約1/3、その中でもHIV予防プログラムを積極的に行っているのは更に1/3程度と推測されます。

報告がない国々にはHIV陽性者の多い国もあるかも知れませんし、HIV予防プログラムが積極的ではないのでHIV感染者の増えている国もあるかも知れません。我が国、日本の活動も積極的とは言えずUNAIDSのレポートには殆どデータが見えてこないのが残念です。今後の活動に期待します。

自分で自分を守ることが、人を守る

セックスワーカーを利用した場合のリスクは明らかです。HIV有病率の低い日本においても、リスクは低いとは言え、同様と考えてよいでしょう。まず、危険な行為は避けること、そして、もしHIV感染の可能性のある行為があれば、まず検査をして、今の状況を認める必要があります。

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