マレーシアのHIV感染要因約72%は薬物使用者:在住記者からの報告

マレーシア

マレーシアの深刻なHIV/エイズ事情

マレーシアは東南アジア諸国の中では比較的発展し、首都クアラルンプールは非常に近代都市です。しかし、一旦都市部を離れるとインフラ、衛生状況、教育状況の事情が異なり、HIV感染者数は最初に確認された1986年以降、現在までで8万人を超え、そのうち死亡が一万人以上であり、今後も増加傾向は深刻さを増しています。

マレーシアHIV感染の原因約72%は薬物使用者

昨今の調査ではマレーシアは東南アジアまたは太平洋地域の中でも増加傾向は顕著であり、三年毎に倍増傾向にあることがわかっています。HIV感染者はあらゆる社会集団に点在はしているものの、マレーシアでは大きく四つの集団内での感染者の割合が高いです。
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1つ目はセックスワーカー、いわゆる金銭授受により性行為を伴う性労働者です。

2つ目はセックスワーカーの顧客です。

3つ目は、薬物使用者で、静脈注射による針や注射器の共有による血液感染によるもので、マレーシアのHIV感染の原因の約72%に当たります。

4つ目は男性同士によるリスクを伴う性行為を行ったことによる感染が認められています。しかしながら、最近は性労働者ではない女性のHIV陽性反応が増加傾向にあります。マレーシア保健省によると1995年に新しいケースとして女性の感染が検出された際にはおよそ割合はわずか4%でしたが、およそ10年後の2006年の調査では15%に上るとの結果が出ており、主婦の感染者の割合が性労働者を上回っています。

また同時に母子感染の比率も増加傾向にあり、HIV陽性反応の出た新生児は1991年の0.2%だったものが、わずか15年後の2006年には1.4%にも上っています。また、世界のほかの国々同様に、若者間での感染も広がりの傾向にあり、13歳から29歳までのHIV発症は急激な増加傾向は深刻です。

マレーシアではソーシャルメディア上でのエイズ撲滅キャンペーンを導入

ここ2年マレーシアは、同じイスラム国としてHIV感染で問題を抱えるインドネシアと協力し、ソーシャルメディア上でのエイズ撲滅キャンペーンを導入しました。インドネシアは世界でもFacebookを使用する人が4番目に多い国ですが、マレーシアはインターネットの接続時間が東南アジアでフィリピンに次いで2位とも言われ、両国でのインターネットの普及率は非常に高いです。

しかしながらHIVに関する対策をインターネット上では特に行ってきておらず、このキャンペーンによりHIVに関する正しい知識の提供と、安全な対処方法の情報提供をすることを目的に、HIV感染者の減少、エイズ死亡率の低下への貢献が期待されています。この取り組みは両国間にとどまるだけでなく、マレーシアは台湾や韓国など東アジア諸国とのコラボレーション企画の実施を近年中に計画しています。

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