国内で流行する性感染症!梅毒はHIVと重複感染の恐れ

梅毒 重複感染

厚生労働省データから性感染症の動向

厚生労働省の性感染症報告数をみると性器クラミジア感染症が2.6万人と圧倒的に多い事がわかります。次に淋菌感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマ、梅毒の順になっています。

淋菌感染症は年々減少、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマは横ばい傾向にありますが、唯一 梅毒に関しては急激な増加傾向にあり危険な状態です。

性感染症報告数

性感染症
梅毒

梅毒の状況

下記は国立感染症研究所のレポート抜粋ですが、前年の総報告数875例に対して今年度は1.4倍に増加しており、そのうち同性間性的接触が432例(50.2%)と報告されています。現在ではあまり見られない晩期顕症も60例(4.9%)報告されています。
関連:不治の病と言われた梅毒!今はどうなの?

2013年の梅毒総報告数は1,226例であり、前年2012年の総報告数875例に対して1.4倍に増加していた。症状は無症候が473例(38.6%)、早期顕症Ⅰ期が220例(17.9%)、早期顕症Ⅱ期が469例(38.3%)、晩期顕症が60例(4.9%)、先天梅毒が4例(0.3%)であった。2012年と比べると男女ともに無症候と早期顕症Ⅱ期の増加が目立った。

感染経路は、男性では861例(87.1%)が性的接触と報告されており、同性間または異性/同性間性的接触が443例(51.5%)と過半数を占め、そのうち同性間性的接触が432例(50.2%)、異性/同性間性的接触11例(1.3%)、異性間性的接触は309例(35.9%)であった。
国立感染症研究所レポート抜粋

MSMの間で流行する梅毒!

同性間性的接触が増加している原因は不明ですが、MSMが接触するコミュニティーに梅毒が流行し、誤った性交方法により拡大しているものと専門家はみています。MSM=同性愛者ではなくMSMの中にはバイセクシュアルと呼ばれる両性に対し性的指向を有している方もいる事からMSM間で拡大している梅毒が異性間(女性)にも波及する事も予想されます。

厚生省の統計からは梅毒の増加とHIVの感染数の関係を証明するデータはありませんが、梅毒の感染拡大はHIV感染症の拡大にも影響を与える事は間違いないでしょう。HIV/エイズと梅毒、B型肝炎、クラミジア、A型肝炎、赤痢アメーバの重複感染するケースが多く報告されています。

HIV/エイズ患者の体中に斑点が出来ている画像をWEBで良く見かけますが、カポジ肉腫と似ていますが実は梅毒の場合がよくあります。これはHIV/エイズと梅毒が重複感染している事が多いからでしょう。

体や手、性器、MSMの場合はアナルにカポジ肉腫に似たこの画像の様な症状が出たらかなり危険な状態です。※衝撃的な画像の為に閲覧にはご注意願います(外部リンク)。

今後の課題

MSMの人口を正確に把握する事は困難とされていますが、大体2~5%前後と考えられています。50人に1人位はMSMがいる計算になります。思ったよりも多いですね。。

これらMSM間での感染を抑える事が、日本のHIV、梅毒感染者数を大きく減らす結果につながる事はわかっているのですが、プライバシーの観点からハッテン場やゲイバーなど限られた場所で広報する事しか対策ができず、現在では大きな成果を挙げられていない状況があります。

MSMだけではなく全ての方が性感染症に対する危機感を持ち定期的な検査を行うしか拡大を抑える方法が無いのかも知れません。。

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