HIV陽性者の69%がアフリカ!深刻なエイズ状況!

アフリカ

アフリカのHIV陽性率は、実は劇的に減少している!

国連合同エイズ計画(UNAIDS)の世界エイズデー最新報告書「Results」によると、2011年末現在における、世界のHIV陽性者数は3400万人です。そのうち、69%がサハラ以南アフリカ在住の人で占められており、深刻な状況であることに変わりはありません。

しかしながら、世界のエイズ対策は効を奏していることも確かです。サハラ以南アフリカの23ヵ国では、新規HIV感染者数は過去10年間で25%減少したと報告されています。とりわけ新生児の感染や子供の新規HIV感染は著しい現象を示しています。

また、同様にエイズ関連疾患による死亡者数も過去6年間では、世界全体で24%減少、サハラ以南アフリカでは32%の減少が報告されました。とは言え、まだ、世界全体のエイズ関連疾患死亡者数の70%を占めているというのが現実です。

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HIV感染拡大の理由は?

では何故、これほどまでにサハラ以南アフリカという狭い地域で、HIV感染が集中してしまったのでしょうか。諸説ありますが、その理由として、伝統的な男性優位社会や婚姻制度、宗教問題、それと貧困に基づく教育水準の低さが原因と言われています。
 
弱い女性の立場
この地域では、伝統的な一夫多妻制度が残っていることが多く、1人のHIV感染男性が、複数の夫人を持ち感染させると、その子もまたHIV陽性者となり、ネズミ算的にHIV感染者数が膨らむということは容易なことです。

また宗教的な理由でコンドームの使用が禁じられていたり、男性優位社会において、女性が自分の身を守るためにコンドームの使用を望むことができなかったりすることも、感染が拡大した大きな理由です。

貧困地域
男尊女卑社会における一方的な離婚や貧困を理由に、女性がセックスワーカーとして働くことも、感染が拡大した理由のひとつです。

また、感染予防の知識が得られたとしても、生活すら満足にできない中で、コンドームを買うためにお金を費やすことなどできません。たとえエイズと診断され治療を開始できたとしても、一生飲み続けなければならない薬など購入できるはずもないのです。

教育水準の問題
貧困に基づく教育水準の低さもまた理由のひとつであり、HIVやその予防対策の知識を得る機会が与えられていないというのが現状です。世界エイズデー最新報告書では、HIV感染者のほぼ半数は自分の感染を知らないと推定しています。

エイズ対策について日本はどうなのか?

エイズ対策に対して、国際援助が重要な資金源となっていますが、低・中所得国のアフリカ各国も、国内投資を増やして、一人でも多くの人がHIV検査と抗レトロウイルス薬による治療を受けられるように努力しています。

こうしたアフリカ諸国をはじめとするエイズ弱者の国々と比較して、日本は治療や医療体制は非常に整っていると言えます。それにもかかわらず、2012年の厚生労働省エイズ動向委員会の報告では、日本における保健所等でのHIV検査件数は横ばいであるものの、相談件数は大幅に減少したと報告されています。

また、新規HIV感染者・エイズ患者数は横ばいであるものの、そのうちのエイズ患者数は30%を超えており、これはHIV検査が行き届いていない結果と結論付けています。

検査と治療に踏み出そう

早期発見が早期治療を導き、感染拡大の防止に結びつきます。とは言え、HIV感染やエイズに対する偏見は大きく、検査や治療へ一方踏み出す勇気が出ないのは当然とも言えるでしょう。

現在では、郵送によってエイズ検査をする方法も進んでいます。厚生労働省で認可を受けたHIV検査キットを使用して、登録衛生検査所で検査は実施され、その信頼性は保証されていますので、是非利用しましょう。

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