口腔粘膜症状!それはただの口内炎か?カンジダ?カポジ肉腫?

口内炎

HIV感染症の口腔粘膜症状!あなたのそれはただの口内炎か?

HIV/エイズは通常の感染症/病気と異なりそれ自体で死に至る事はありません。HIV/エイズは進行すると免疫不全になり様々な感染症もしくは病気として現れてきます。
 
HIVに感染すると比較的初期段階から皮膚疾患、口内炎など口の中の病変として現れるケースも多くこれによりHIVの進行、免疫機能低下のサインとしてとらえることも出来ます。
 
今回は口の中の病変、HIV感染症の口腔粘膜症状について説明したいと思います。

HIVに感染濃厚の口腔粘膜症状!

カンジダ(CD4=200 以下)
HIV感染者に良く見られる症状として舌や口の中が白くなる病変が有名です。口の中が白くなるのはカビで口腔カンジダの疑いがあります。口中の粘膜に苔状のカビが繁殖し、擦るとごっそりと”その白い苔カビ”をとる事が出来ますが、完全にとる事はできません。細胞を傷つけますので擦らず病院で治療をする事が重要です。痛みや熱は出ませんが、目に見える症状なので比較的わかり易い病変です。
 
カンジダは常在菌で免疫のある健常者では繁殖しませんが、HIVが進行し免疫が少なくなると、これを抑えられずにカンジダを発症します。その為にカンジタの症状が現れるのは免疫力(CD4)がかなり低下(CD4=200 以下)している状態が予想されます。
※老人や乳幼児、特殊な治療を受けている方も発症する事があります。

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日和見感染症のリストには入っていませんが、HIV患者に多くみられる症状の為、早急にHIV検査をする必要があります。又、カンジダは食道・気道・皮膚にも出来ることがあり、この場合は日和見感染症になる為、エイズ発症となります。
 
口腔カンジダ症(oral candidiasis)写真
 
注意:口の中が白くなる
 
カポジ肉腫(CD4=500 以下)
エイズの病変として誰もがイメージするのがこのカポジ肉腫です。カポジ肉腫はHIVに感染して比較的初期段階(CD4が500程度)でも発症します。歯肉や舌にこぶ状のしこり(赤紫、青い斑、すみれいろ)が出来、酷くなると会話障害や咀嚼の妨げになる場合もあります。
 
カポジ肉腫はがんの一種なので口の中だけではなく内蔵を含めすべての部位に現れる可能性があります。腫瘍が出来る場所に依って出血や痛みを伴い最悪の場合は死亡する事もあります。治療はHIVの治療の他、がんの一種なので抗癌剤を使用する事もあります。この症状が出たら早急に治療をしなければなりません。
 
この潰瘍が出来ると100%エイズ発症と考えて問題ないレベルになります。
 
口腔カポジ肉腫(oral kaposi sarcoma)写真
 
注意1:口の中にこぶ状のしこり
注意2:全身にスミレ色の腫瘍
 
・アフタ性口内炎
いわゆる一般的な口内炎なのでHIVとは直接は関係はありませんが、HIV感染者は頻繁に口内炎になりやすく悪化し易くなります。健常者は1週間程度で完治しますが、HIV感染者の場合、完治までに数週間かかる場合もあります。HIV感染者が頻繁に口内炎になり易いのは免疫が少ない事と口腔乾燥(唾液が少ない)になりやすいからです。口内炎 

口内炎(Stomatitis)写真
 
注意1:頻繁に口内炎ができ、悪化する傾向がある
注意2:口腔乾燥(唾液が少ない)の為に口臭がひどい

HIV感染症に感染した時に見られる症状まとめ

・頻繁に口内炎ができ、悪化する傾向がある
・舌や口の中が白くなる病変
・食べ物が飲み込みにくい
・味覚異常
・口臭がひどい
 
カンジダ、カポジ肉腫はHIV/エイズの可能性があり、至急対応する必要があります。
その他、疑わしい行為があり上記の症状に思い当たるところがある時は可能性は低いと思われますが、念のためHIV検査をすることをおすすめ致します。

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