輸血でHIVに感染!!日本赤十字社のHIV検査がへっぽこなのか?

日本赤十字社

度々起きる輸血によるHIV感染!

度々起きる輸血によるHIV感染!

そのたびに日本赤十字社が責められていますが、そんなにも血液(HIV)検査をテキトーにしているのでしょうか?
日本赤十字社のホームページを見ると献血で集められた血液は「血清学的検査」と「核酸増幅検査(NAT)」の2種類の検査でHIVをチェックしていると記載があります。

●血清学的検査「抗体検査」
血清学的検査、所謂「抗体検査」は我々が保健所などで行うHIV検査と考えてよいと思いますが、血液中の抗体の有無でHIVに感染しているか確認するものです。

本サイトでも何度となく説明していますが、HIVに感染すると体内では抗体が産生されます。この抗体はHIVに感染後、約3か月で検査可能な量が産生されますが、それまで例えHIVに感染した血液が混ざっていたとしても抗体が十分に出来ていない為に見つける事が出来ません。この検出が出来ない期間をウインドウ期と言います。

●核酸増幅検査(NAT)
「抗体検査」は感染から3か月後にならなければ抗体ができず(ウインドウ期)検出が出来ない為に核酸増幅検査(NAT)も併せて実施されています。核酸増幅検査(NAT)は抗体を見るのではなくHIVウイルスを約1億倍に増幅させ、ウイルスそのものを確認する方法です。

この核酸増幅検査(NAT)も感染後6週間未満の検出はやはり出来ません。これはHIVウイルスの量に関係しており非常に微量であった場合は検出が困難になります。

HIVに感染した血液を100%検出する事は出来ません!

日本赤十字社のホームページでも「検査強化を図っても100%の検査はありえません」とはっきりと謳っていますが、HIVに感染した血液を100%検出する事は現在の検査技術では不可能です。

少し驚かれる方もいるかと思いますが、現在のHIV検査はHIV感染後6週間未満の血液からは検出が出来ないのです。更に核酸増幅検査(NAT)はHIV1しか検出が出来ないのでHIV2に対しては検出が出来ない事になります。
※HIVにはHIV1とHIV2があり免疫不全になる症状は同じですが、別のウイルスです。

XWMPA7X35BRzPZr1415855376_1415855383HIV1/2を両方検出するには血清学的検査「抗体検査」が確実ですが、検出可能時期が3か月後と長い為にそれ未満のHIV感染血液は陰性で通過してしまう。核酸増幅検査(NAT)でも感染後6週未満は検出が不可能です。6週以降でもHIV2とHIV1ウイルスが少ない場合は陰性になる可能性が残る。これが現実です

日本赤十字社のHIV陽性反応の通知

献血でHIV陽性反応が出た時に日本赤十字社から通知があると言う迷信ですが、こんなことが現実なら献血をHIV検査として利用する方が増え、大変な事態になる事は容易に想像できます。その為に日本赤十字社は決してHIV陽性反応の通知を行わないことになっています。

既にホームページは無いのですが「日本赤十字社としてHIV陽性反応の通知を行う事はしないが、個人的に通知はした事がある」みたいな報道がありましたが事実はわかりません。

献血をHIV検査として利用する方が増える事は100%のHIV検出が出来ない以上、非常に危険であり、今後も日本赤十字社はHIV陽性の通知をしないと思われます。どちらにせよ決して「献血をHIV検査目的」として利用しない様にお願い致します。

日本赤十字社がへっぽこ検査をしているわけではない!

前項で説明したように日本赤十字社がへっぽこ検査をしているわけではありません。輸血血液の中にHIVが混入してしまう事は現在のHIV検査技術では解決の方法がありません。献血される方が問診票に正しく答えて頂く事、疑わしい行為があった方は献血はしない、検査目的の献血はしないなど皆さんのモラルだけがこの問題を最小限に出来るのです。

下記はエイズ動向委員会のレポートですがここからもモラルの無い方が直ぐわかります。陽性数の[]は内核酸増幅検査のみで陽性が出た件数を意味します。つまりHIV感染が間もない方で問診票に正しく答えていればある筈がない数字になります。この数件が”ゼロ”にならない事が輸血によるHIV感染を引き起こしているのです。

献血数とHIV陽性数
2010年 献血:5,318,586、陽性:86[1]件
2011年 献血:5,252,182、陽性:89[3]件
2012年 献血:5,271,103、陽性:68[1]件
2013年 献血:5,205,819、陽性:63[1]件
2014年 献血:4,999,127、陽性:62[0]件

もし?あなたがHIVに感染していた場合、あなたの血液を輸血した人が感染したらどうしますか?
安心して輸血が出来る環境を実現させるためには我々の”モラル”向上が必要不可欠なのです。

参考:輸血によるHIV感染事例を受けて~日本赤十字社からのお願い
関連:輸血された血液にHIVは入ってない?

自宅で性感染症の検査が出来ます


性病検査キットの検査は登録衛生検査所で実施します。検出精度/信頼性共に医療機関と全く同じです。

関連記事

ページ上部へ戻る