性病の潜伏期間と検査可能時期まとめ

潜伏期間

潜伏期間と検査の時期を知ろう

感染症に感染してから症状が出るまでを潜伏期間と言います。性感染症に限らず、感染症の種類により潜伏期間は異なり、検査で感染が確定するまでに、日数が必要な場合があります。検査は、感染の原因となるウイルスや細菌などを直接検査するだけでなく、感染後免疫が発動されて発生する抗体を検査する場合があるためです。また培養検査など、原因を確定するために日数が必要な検査もあります。

感染した日にわかる性感染症がある

膣トリコモナス症:3~10日間前後
性器カンジダ症:2~7日間
 
膣トリコモナス症は膣トリコモナス原虫、性器カンジダはカンジダ真菌による感染症です。これらは、性器や尿道の粘液などから採取したものの中に、顕微鏡観察などで病原体を観察することができるため、すぐに検査で感染がわかります。潜伏期間は、トリコモナスで3~10日間前後、性器カンジダ症は2~7日間、症状が出た時には、何の感染かが確定するでしょう。

感染から3日は必要な性感染症

性器クラミジア感染症:3日程度
淋病::3日程度
 
性器クラミジア感染症は、男女とも症状がほとんどない場合が多い感染症で放置しがちですが、実は感染から3日程度たてば、検査で感染を確かめることができます。
 
淋病は、性感染症の中では比較的症状が激しいため、検査するまでも無く、男性では排尿時の痛みや膿尿、女性ではおりものの変化や不正出血などで、感染に気が付くことが多いようです。そして、治療するためには、検査をして淋菌感染症であることを確かめる必要がありますが、そのためには感染した日から3日ほど必要であり、検査の結果が出るまでには数日が必要です。
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症状が出てから検査可能な感染症

コンジローマ:3週間~8ヵ月間
性器ヘルペス:2~10日間
B型肝炎:1~6ヵ月
 
尖圭コンジローマ、性器ヘルペス、B型肝炎はいずれもウイルスによる感染症のため、検査では抗原や抗体を調べる必要があります。抗原や抗体が出現する頃になってはじめて症状が出ます。
 
尖圭コンジローマは、性器や肛門の周囲に、特徴的なとさか状の腫瘤ができるため、症状が出ると同時に診断することが可能ですが、潜伏期間は3週間から8ヵ月間ほどです。
 
性器ヘルペスは2~10日間の潜伏期間を経て、性器のかゆみや不快感、水疱やびらんなどの症状が出ればウイルスを分離したり抗原検査でヘルペスウイルスを確認することができます。
 
B型肝炎は、急性肝炎といって感染後1~6ヵ月の潜伏期間を経て、発熱や倦怠感、食欲不振、悪心・嘔吐など風邪のような症状が出る場合もありますが、全く気が付かずに慢性肝炎に移行する場合には、健康診断などではじめて感染が発覚することもあります。そのため、感染した相手の特定も難しいかもしれません。一度獲得した免疫は終生免疫となります。

梅毒

梅毒:1ヵ月
 
梅毒の潜伏期間は、早くて約3週間、遅い場合には3ヵ月ほど症状がない場合があります。症状が出現し、皮膚や粘膜部から病原体を顕微鏡で直接確認することができますが、感染してから1ヵ月ほどたつと、症状がなくても血液検査で抗体を確認して診断することができます。特徴的なしこりやただれが出現したり、リンパ節が腫れたりしますが、全く症状が消えてしまう時期もあります。その後発熱や倦怠感、全身に様々な湿疹が出現したり、消えたりを繰り返します。今では、治療が可能な病気となっています。

HIV感染症

HIV感染症:3ヵ月
 
HIVはウインドウ期といって、感染しても3ヵ月ほどは感染を確認することができません。また潜伏期間は平均10年と言われてきましたが、近年1~3年ほどでエイズが発症したという報告もあります。検査を受ければ、例えウインドウ期であったとしても、3ヵ月以前の感染は否定することができます。その後、感染の機会があれば、再度検査を受けましょう。HIV感染は抗HIV薬によってエイズ発症を抑えることが可能となってきましたが、エイズを発症してからでは、非常に治療も難しくなります。早期発見、早期治療が重要です。

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