日本人の約7割が仮性包茎!性病のリスクが高いってホント?

仮性包茎

包茎は病気ではありません

生まれたばかりの頃は、ほとんどの場合、亀頭は先端まで包皮に包まれていて、乳幼児では正常な状態です。包皮輪が狭く亀頭が全く露出しない真性包茎の場合でも、基本的には小児の手術は行いません。

まず、包皮のむく練習をしますが、ステロイドの塗り薬を少量塗り、少しずつむいていくと、2~3ヵ月で改善するようです。それでも改善しない場合や、感染や排尿障害などがある場合に、手術を行います。

海外では、宗教上割礼を行う地域や、親が積極的にむく習慣がある場合も多く、欧米の統計によると18歳の真性包茎の頻度は1%という報告があります。しかし日本人の場合、冠状溝まではむくことができるものの亀頭がおおわれている仮性包茎の割合が7割と言われています。

包茎手術の適応と問題

手術の適応になる包茎は、真性包茎と陥頓(かんとん)包茎といって、亀頭が出るものの包皮輪が狭く、出た亀頭が締め付けられてうっ血してしまう包茎で、緊急に手術を要する場合もあります。

しかし、仮性包茎は、自分でむくことができるため手術の適応にはならず、外観の問題で手術を希望することが多いようです。仮性包茎の場合、自費であり必ずしも満足のいく状態にならない場合もあるどころか、感染や出血、切開部の腫張など、術後の問題も多く、訴訟にまで発展した例もあるようです。

また、包皮を切除した後の回復の差によって、イメージ通りにならない場合や、勃起障害、亀頭部の知覚障害など、様々な手術の後遺症が報告されています。包茎の手術を望む場合には、医療機関を見極める必要があります。手術の件数が多く、熟練した医師にお願いしたいものです。

性感染症のリスクになるの?

包茎は不潔になりやすいため、性感染症のリスクが高くなると言われています。例えば尖圭コンジローマでは、包茎の内側が湿っぽく不潔になり、亀頭部分に継続してヒトパピローマウイルスが存在して、再発を繰り返すこともあります。

日本での調査はほとんど進んでいませんが、泌尿器科を受診している18~89歳の162名を対象とした調査において、性感染症と診断された144人うち、包皮ありは約6割、そのうち真性包茎が2人という報告があります。残りの約4割は包皮なしで、そのうち16人は環状切開をしていました。

環状切開をした場合とそうでない場合の比較には至っておらず、包茎に対する環状切開が、性感染症を予防できる可能性については、まだ結論付けられていません。

包茎手術の前にすることがあります

包茎の場合、性感染症に感染しやすい、あるいは再発しやすいということはあるかもしれませんが、包茎であっても、性感染症を防ぐことはできます。

逆に、包茎でなければ性感染症に感染しないかというと、そんなことはないというのは明らかです。まず、清潔にすること、そして、性感染症のリスクのあるようなセックスはしないこと、加えていえば、感染した場合にはしっかり治療することが、手術を考えるよりも重要です。

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