日本の流行する性感染症と感染者数

感染者数

日本の性感染者数は横ばい?

厚生労働省から発表されている平成24年の性感染症報告数(平成25年4月時点の概数)は、性器クラミジア感染症が最も多く男女合わせて24,530人、次いで淋菌感染症の9,248人、性器ヘルペス感染症が8,637人、尖圭コンジローマが5,467人、梅毒が891人でした。

男女ともに性器クラミジア感染症が最も多く、男性で45%、女性では60%近くを占めています。次いで男性では淋菌感染症が約35%、女性では性器ヘルペスウイルス感染症が20%と多いことが報告されています。いずれも、若干のずれはあるものの、2000年代前半をピークに徐々に減少し、2010年前後から横ばい、あるいは若干の増加となっています。

性感染症報告数、実は…

梅毒とHIV/エイズは、全数の報告が義務付けられています。しかし、それ以外の性器クラミジア、淋菌感染症、性器ヘルペス感染症、尖圭コンジローマは、定点調査といって全国合わせて約970ヵ所の指定された医療機関に、自ら受診して感染がわかった場合の感染者数にすぎません。

もちろん、この性感染症報告数が性感染症の流行や動向を表していることは事実ですが、感染している人の全ての人数ではないということもまた事実です。感染しても無症状の人や、多少の症状があっても医療機関を受診していない人を加えると、この報告数よりも間違いなく、はるかに多くの人が性感染症に感染しているということです。また、この4種類の性感染症以外でも性行為によって感染する病気を加えると、性感染者数の実数は計り知れません。

性感染症の問題は若い人

性感染症の一番の問題は、若い人への拡がりと女性の感染者数の増加です。若い男性でも、性に消極的な人も増えているようですが、一方で男女ともセックス年齢が低くなり、短期間や同時期に複数のパートナーを持つ人もいるなど、若い人の性行動は猥雑化しているとも言えます。

未婚者では、セックスに伴うリスクとしては、性感染症より妊娠を第一に挙げることが多いでしょう。コンドームを使っていたとしても、正しくつけているとは限りません。病気に対する意識も低く、多少の症状があっても、無頓着の人も少なくないのではないでしょうか。

その上、感染していても無症状であれば、知らないうちに性感染症をばらまいていることに、罪悪感のかけらもあるはずもありません。

思っている以上に危険が潜んでいます

性器クラミジア感染症は症状が無いかあっても軽いことが多いため、若い人に蔓延しています。18歳以上の男女学生約1000人のうちセックス経験者における性器クラミジア感染症の調査では、無症状にもかかわらず尿検査によって性器クラミジアが陽性であったのは、女性9.1%、男性7.0%と報告されています。

また別の5000人規模の高校生を対象とした無症状のクラミジア感染症の調査では、女子高校生13.1%、男子高校生6.7%が陽性でした。つまり、セックス経験のある女子高生の10人に1人が、性器クラミジア感染症である可能性が潜んでいるということです。

感染の可能性のある性行為があったら・・・

コンドームを使用しないでセックスをした。あるいは、複数のパートナーや同性間の行為があった場合など、一度検査をしてみませんか?

性感染症は、症状の無いまま進行し、パートナーを感染させるだけでなく、自分の体も蝕んでいきます。また、HIVや他の性感染症も感染しやすくなり、治療も難しくなります。皮膚科、泌尿器科、産婦人科で診察を受けるか、または費用はかかりますが郵送で検査をすることができます。

早期発見、早期治療が重要です。

自宅で性感染症の検査が出来ます


医療機関の検査委託先である「登録衛生検査所」が性感染症の郵送検査事業を実施しています。自宅で医療機関と同じ検出精度/高信頼性の検査が出来る様になりました。

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