性病って自然治癒しないの?日本で流行する性感染症とエイズの関係

自然治癒

性病?性感染症?STD?STI?

以前、日本では4種類の性病と呼ばれる病気が規定されていました。しかし、性行為が多様化し、性行為を介して感染する病気が増えてきました。そこで、1998年に新しくなった感染症法によって、性行為によって感染する病気をすべて「性感染症」、略してSTD(sexually transmitted diseases)と言うようになりました。今では、HIVや性器クラミジア感染症、淋菌感染症など、感染しても症状のない保有者もいることから、「性感染症」を「STI(sexually transmitted infections)」と呼ぶようになりました。
 

自然治癒しない上、再発しやすい

性感染症はウイルスや細菌、原虫などによる感染症です。無症状の場合がありますが、自然治癒することはありません。ほおっておくと、男女とも不妊の原因になったり、HIV/エイズを含む他の性感染症にかかりやすくなったります。性感染症は、きちんと治療すれば治る病気ですが、症状が良くなり勝手に治療を止めてしまうと、とても再発しやすい感染症です。また治療が遅れてしまうと、治りにくくなることがあります。
 

HIV/エイズに感染しやすいって本当?

まず、感染経路が他の性感染症と同じということからも想像がつくでしょう。また、HIVの感染率は、実は非常に小さいですが、他の性感染症にかかっていると、皮膚症状があったり、炎症を起こしていたり、潰瘍が出来ていたりして、局所の損傷部分からHIVが侵入しやすくなります。アメリカ疾病管理センター(CDC)によると、局所に炎症がある場合は2~5倍、潰瘍がある場合には男性で10~50倍、女性では何と50~300倍もHIVに感染しやすいと報告されています。
 

日本で流行している性感染症は?

最も多い性感染症は性器クラミジア感染症で、平成24年には、男性11,470人、女性13,060人の感染が報告されました。次いで、男女合わせて淋菌感染症が9248人、性器ヘルペス感染症が8637人、尖形コンジローマが5467人と多く、厚生労働省では梅毒を含めた5疾患の予防を進めています。
また、性感染症は、10~20歳代の若い人に流行しています。性器クラミジア感染症の場合、女性の約7割、男性の約3割、淋菌感染症では、女性の約8割、男性の約4割が10~20歳代です。性行動が活発な上、性感染症に対する認識が低いことが理由と言えるでしょう。
 

どんなセックスでもうつる可能性がある

性感染症は、膣性交だけでなく、オーラル(口腔)セックスやアナル(肛門)セックスによってもうつります。特に、性器にいる病原体が口腔内に感染した場合には症状がないことが多いため、別の相手に、口から性器へうつしてしまう場合があります。淋菌感染症の10~30%、クラミジア感染症の10~20%で、口腔内にも感染が認められたという報告もあります。性感染症にならないためには、NO SEXつまりセックスしないことですが、そうでない場合には、性感染症でない特定の相手に限り(SAFE SEX)、コンドームを使用する(SAFER SEX)ことで、かなりの確率で予防できます。
 

まずは検査をしてみよう

1度のセックスで感染する可能性があります。性器クラミジア感染症では、ほとんど自覚症状がなく、あっても男性の場合、かゆみや排尿痛、女性ではおりもの程度の場合もあります。HIVの検査と同時に、他の性感染症の検査をすることができます。早期発見、早期治療が大事です。まずはパートナーと一緒に検査を受けてみましょう。
 

自宅で性感染症の検査が出来ます


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