学生の13%がクラミジア!文部科学省所管の財団法人JASEが調査!

クラミジア 学生

女性の8割、男性の5割が無症状

クラミジアはクラミジアトラコマチスという細菌による性感染症の一種です。D-K型と呼ばれるクラミジア菌が性器クラミジアに関連しています。

クラミジアトラコマチスは女性では主に子宮頸管に感染し、尿道や直腸では男女共に感染します。またクラミジアは目や咽頭部などにも感染することがあります。クラミジアの症状は感染後、1週間から3週間で症状が発症するのが通常ですが、かなり時間が経ったあとに発現する場合もあります。

クラミジアに感染した女性の約8割は症状がないこと、意外と知られていませんが男性でも5割が症状がない事から感染しても放置/拡大してしまうケースが多く「サイレント」病とも呼ばれています。

クラミジアの感染率はなんと50%!感染が止まらない

日本性感染者報告の定点調査対象から男性性感染症感染者のうち42~43%、男性性感染症感染者はなんと約60%を性器クラミジアが占めています。

※性感染症定点報告とは医師会の協力を得て保健所管内の人口に応じた数の医療機関を無造作に選びデータを纏めています。つまり全ての感染者数をカウントしているわけではなくその数から感染症の傾向を掴む目的で利用されます。

厚生省の性感染症定点報告から減少傾向にある事はわかっていますが、未だ100万人以上が感染していると言う報告もあります。また妊婦検診でも約3~5%ほどの妊婦が菌の保菌者と言われています。

クラミジアの性行為での感染率はなんと50%!!感染が止まらない状況です。

クラミジアの感染経路と症状

クラミジアの主な感染経路はクラミジアに感染した者との性器/肛門を介しての性行為やオーラルセックスさらにクラミジアに感染した母親から胎児へ母子感染をすることもあります。もし妊娠中の母親が感染した場合、胎児は眼や肺などに感染し、肺炎や結膜炎を発症します。そして稀ではありますが、感染した性器に手指で触れその指で目に触れてもクラミジアは感染します。

クラミジアの主な症状として女性では子宮頚部の炎症によるおりものの増加や頻尿や排尿時の痛み、性行時の痛みや性行為後の出血、下腹部の痛みや不正出血ががあります。男性においてはペニスから白濁様の浸出液が下着に付着したり排尿時の痛み、睾丸の腫脹などがみられることもあります。

男性の症状
咽頭(のど)の腫れ、痛み
ペニスから白濁様の浸出液が下着に付着
灼熱感および排尿時の痛み
痛みや睾丸の腫れ。

女性の症状
咽頭(のど)の腫れ、痛み
子宮頚部の炎症によるおりものの増加
頻尿や排尿時の痛み
性行時の痛みや性行為後の出血
下腹部の痛み。
不規則な月経出血。

母親から胎児へ母子感染した写真

クラミジアの検査と治療方法

男性は症状が分かり易いケースが多く女性よりは感染に早期に気づくことができます。また男女における直腸のクラミジア感染では症状を引き起こすことはほとんどありません。クラミジアの検査は尿検査や大きめの綿棒で女性では膣部から男性では陰茎の先端からサンプルが採取されクラミジア菌を確認します。

クラミジアと診断された時は抗生物質を完治するまで服用します。抗生物質はテトラサイクリン系やマイクロライド系、ニューキノロン系の抗菌剤を内服します。抗生物質を中断してしまうと再発したり、細菌が抗生物質に対し薬剤耐性になることがあるので必ず完治するまで飲み続けることが大切です。

抗生物質を服用すれば1週間~程度で完治可能な性感染症なので放置せず必ず治療をしましょう。

放置したクラミジアのリスク

もしクラミジアを治療せず放置した場合、女性においては骨盤内炎症性疾患や子宮頸管炎や卵管炎なども発症し、将来子宮外妊娠や早産のリスクが増加します。また子宮頸管炎が長引くと嚢胞ができ腰痛や骨盤痛にも繋がります。男性では精子がつくられず不妊の原因となる副睾丸炎や尿道炎など発症します。また尿道炎が進行すると腎機能にも影響を及ぼすこともあります。

男性のリスク
副睾丸炎や尿道炎など発症
クラミジア尿道炎が進行すると腎機能にも影響
精子がつくられず不妊の原因

女性のリスク
骨盤内炎症性疾患や子宮頸管炎や卵管炎なども発症
子宮外妊娠や早産のリスク
不妊症

日本性教育協会(JASE)の驚くべき報告

クラミジアは10~20代の性交渉経験のある若年層で爆発的に増えています。
日本性教育協会(JASE)の”若年者の性感染症の現状と予防”をみると18~19歳の女性陽性者数は13.4%!男性陽性者数も7%!とかなり高い陽性率である事がわかります。高校生も同様に女子高校生が13.1%、男子高校生は6.7%と言う結果になっています。

このデータは教育機関に在籍する症状がない一般学生1000名(高校生は5000名)の協力のもとで行っており、検査の母数は少ないながらクラミジアの傾向として信憑性が高い結果になっています。
※日本性教育協会:文部科学省所管の財団法人日本児童教育振興財団の一部門

海外(イギリス、タイ、ベルギー)の若年層のクラミジア感染率はどこも3~4%程度であり、日本の学生のクラミジア保有率は極めて高い事を認識してもらいたい。

クラミジアは感染率が高い上、一般学生でも10人に1人が感染している性感染症です。性交渉の経験がある方なら誰もがクラミジアの可能性があります。症状が無くても一度は検査をした方が良いのかも知れません。

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