B型肝炎は1~2%の確率で劇症肝炎に!発症時の致死率は60~70%

B型肝炎

B型肝炎はキャリアとの性行為で感染

B型肝炎は、B型肝炎ウイルス(HBV)に感染し、肝臓が炎症を起こしている状態です。ウイルスによって肝炎を発症するウイルス性肝炎には、A型、B型、C型などが良く知られており、A型は食物や水、B型やC型は血液から感染します。

このうちB型は血液や体液から感染しますが、感染していても発症していない持続感染者(キャリア)からも、性行為によって感染することがあります。日本における20~50代の急性B型肝炎の原因は、ほとんどが性行為によるものと考えられていますが、性行為による実際の感染率はわかっていません。

その他、キャリアの母親からの出産時、針刺し事故、ピアス、刺青、麻薬や覚せい剤の注射器の使い回しなどからの感染があります。

急性B型肝炎の症状は?

kannzou200性行為によるHBV感染の潜伏期間は3~8週間と言われていますが6ヵ月に及ぶ場合もあります。検査によりHBs抗原が陽性になると、感染とみなされます。

その他、HBe抗原やHBe抗体、HBV-DNAの検査などを行い診断されます。まず風邪のような症状があらわれ、全身倦怠感、食欲不振、悪心・嘔吐、黄疸などが発現し、さらに黄疸が進行すると尿の色が赤褐色になることもあります。

その他皮膚症状が現れることもあります。免疫機能が発達していない新生児や、高齢者、免疫低下のある人、例えば免疫抑制剤や抗がん剤による治療中の人やHIV感染者ではキャリアになることがあります。

劇症肝炎の致死率は60~70%

急性肝炎を発症しても、数ヵ月後に治癒する場合もありますが、症状が少なく慢性肝炎になる場合もあり、その慢性化率は10%以下と言われています。

慢性肝炎も適切な治療によりB型肝炎ウイルスを排除することができるようになってきましたが、B型肝炎ウイルスが持続する場合には、肝硬変、肝がんへ進行することもあります。その他、稀に劇症肝炎を発症することがあり、その致死率は60~70%と言われています。

確立され、進歩し続ける治療法

急性肝炎は、一般的には無治療で自然にB型肝炎ウイルスが排除されます。その後、慢性B型肝炎になった場合には、インターフェロンなどの抗ウイルス療法などで治療を行います。

急性肝炎の治療後、肝機能の検査で経過を観察していく必要がありますが、通常予後は良好です。一度B型肝炎を発症した場合、免疫が獲得されるので再感染はありません。

B型肝炎の予防

パートナーがあらかじめB型肝炎ウイルスのキャリアであることが分かっている場合、ワクチンを接種することで感染を防ぐことができます。

一番の予防は、やはり複数のパートナーと性行為を行わないことです。コンドームの使用は当然ですが、唾液中にもウイルスが存在することもあるため、完全ではありません。

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